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2005年 12月 01日
「奇談」は「妖怪ハンター」シリーズの短編「生命の木」を映画化したものです。
主人公の大学教授、稗田礼次郎(阿部寛)が寒村で起きた殺人事件と神隠し、そして隠れキリシタンに挑みます。 で、注意です。大学教授役の阿部寛、殺人事件と不可思議な現象、同行するヒロイン…というと「トリック」を思い浮かべる人もいますが(舞台挨拶でも阿部寛が「阿部寛が真面目な上田をやっていた、でも構わないので広めて下さい」と言っていたらしい)、ある意味「トリック」とは真逆の作品なので気をつけてください。 だって、上田次郎が率先的に超常現象を肯定しているようなものですから。<だから学会では異端視されている。 まぁ、原作を読んでいる方がほとんどなのでそんな忠告は必要ないとは思いますが。 ただ僕としては、宇宙人の仕業に思わせておいてこれにはトリックがあるはずだ!と思って見ていたら本当に宇宙人の仕業だった「サイン」や、みんなの記憶が無くなって行くのは何か理由があるはずだ!と思っていたらやっぱり宇宙人の仕業だった「フォーガットン」みたいな肩すかし感を味わって欲しくないからなのですよ(笑)。 ちなみにこの「妖怪ハンター」は僕も小さい頃に読んでいて、特に「高木の神」の話が印象に残っていました。僕の「古事戦記」でなぜ高御産巣日神が巨大な木の姿をしているかというと、このマンガでそういう描写があったからなのです。 ちなみに「エヴァ」で使徒がやられたときに光の十字架が立ち上がりますよね。あれもこの作品の影響です。 そんなわけで以下、ネタバレ。 非常にまとまっていたと思います。 僕は原作を読まないで観たのですが、理解することが出来ました。<しかし放り投げっぱなしの謎も多いですが。 後で原作を読んでみたのですが、やはりこのマンガで映画にする作品ならこの短編だな、と思うほど原作の短編集の中でも優れた作品でした。 ゆえにほとんどアレンジはされていません。骨山とか、村の描写とか、教会とかの再現率が素晴らしい。稗田役の阿部寛は、原作とは似ても似つかないが、十分雰囲気を出していて正解だと思う。<というか、僕が単に阿部寛ファンなだけなのかもしれないが。 相棒が男性から女性になったのも、原作の華の無さを補うためにも必要だったのでしょう。<いてもあまり華が無かった…という意見はまぁ、置いておくとして。 ただ、謎解きの肝である「世界開始の科の御伝え」をもう少し詳しく説明して欲しかった気がします。原作だと最初にこの説明がされるのでわかりやすいのですが、原作読まないと何が書いてあるのか全くわからないという…。 でもまぁ、クライマックスに向かっていく展開はかなり良かったと思いますし、光の十字架やその前の礼拝堂のCGも良くできていたと思います。観られるなら、観てもいい作品だと思いますよ。 とはいえ…確かに公式サイトのヒロインの写真写りは悪いとはいえ…どうにも微妙なヒロインでした。まだ脇役のちすんの方が神秘的な美少女的存在を発揮していてよかったなぁ。 次は海神祭あたりを映画化して欲しい感じです。続編が作られるならば。
by mugenkannote
| 2005-12-01 23:35
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