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2005年 05月 16日
実は「踊る~」シリーズはほとんど見ていないのですが、主演のユースケ・サンタマリアが結構好きだったので何の予備知識もないまま観に行ってしまいました。「交渉人 真下正義」。
以下、ネタバレ感想です。 おもしろかったです。何がどう面白いかとかを詳しく説明できませんが、全体的に面白かったです。テンポもいいし、わかりやすい(?)話だったので非常にレベルの高い位置でまとめた作品だと思います。 …が、特筆して絶賛できるようなところがないのも事実。 まぁ、僕みたいに「燃え」や「萌え」を期待している人はいないと思いますから、友達、恋人と一緒に観に行く映画としては適任なのではないでしょうか。 で、本当にユースケ好きの自分なのですが…正直、初めての主役をするには大舞台過ぎたかな…という気も…。 どうしても主役としての「オーラ」みたいなのがないんですよね(暴言)。そういう意味で、織田裕二や柳葉敏郎は主役になるべくしてなった…という感じがします。これからに期待ですね。 でも、ユースケをフォローするように脇を固める役者さんたち(特に年輩者)が渋い。 室井警視正(柳葉敏郎)はもちろん、木島刑事(寺島進)や片岡指令(國村隼)、線引屋(金田龍之介)さんとかイケメンでも何でもないのですが、全然かっこよすぎます。やっぱ演技の安定しているベテランは安心して見ていられます。 造型に関していえば…「クモE4-600」の造型が…。「浮いていない」とスタッフは言っていますが、全然浮いています(苦笑)。だって電車に見えないもの…。 普通の電車の色違いの案もあったようですが、出来ればそちらの方がリアリティあったなぁ。監督は特技監督を樋口さんに任せたかったらしいけれど(もちろんその頃は「ローレライ」の監督でそれどころではなかったわけですが)、そうなっていたらまた違った「クモ」を見られたかもしれません。残念。 後は…もう少し「交渉」の部分を掘り下げて欲しかったかも。犯人との知恵比べ…という雰囲気は出ていましたけれど…。クモが爆弾積んでいない理由が「勘」のみというのもなぁ…。交渉人ならやはり最後まで理論で武装して欲しかったし、犯人もちゃんと正体を明かして欲しかった。何かあれじゃあ勝ち逃げっぽいし…。 …あと、これは不可抗力としてホントにどうしようもないんですけど…あの列車事故を思い出してしまうんですよね…。乗客が悲鳴を上げるシーンとか。少なくとも、被害者関係者の方は(映画どころではないと思いますが)観るのは辛い作品になってしまった感じです。 とはいえ、実際に楽しかったことは確か。「踊る~」ファンだけでなく、僕みたいにファンじゃない人でも安心して観れる作品だと思いますよ。 結論…予告編でやっていた「戦国自衛隊」、「逆境ナイン」、「電車男」がいい感じでした。今年の夏は邦画も熱いね。あ、もちろん「容疑者 室井慎次」もね。 あと、微妙に若本規夫さんが声で出ています。声優ファンはどこで出ているかチェックですよ(笑)。
by mugenkannote
| 2005-05-16 17:24
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