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2004年 12月 27日
読み終わりました。「姉飼」。
表紙からして不気味ですが、内容も不気味です。今年の日本ホラー小説大賞作品。 いわゆる「ダルマ女」に由来するような都市伝説をモチーフとした作品・・・なのかな?とにかく、全体的に陰惨な雰囲気が漂っています。 途中でオチがわかってしまうのだけれど、そのオチが最悪な展開であるために、当たっても嬉しくないというか、そうならないで欲しかったのに・・・という感じです。 ストーリーは説明できませんが、主人公を含め、登場人物の誰一人も幸せになっていない・・・そんな救われなさが魅力です。 一応短編ですが、短編でよかったよ・・・。 で、前回「姉飼」を 名前から誤解されそうだけれど、18禁ゲームの題名じゃないですよ(笑)。 と書きましたが、撤回します。18禁ゲームそのものじゃん・・・という短編があります。それが「キューブ・ガール」。 ぶっちゃけて言っちゃうと、リアル版カスタム奴隷です(苦笑)。<良い子は知らなくていいゲームです。 近い未来の話。インターネットのウェブから自分の好みのデータ(容姿はもちろん、性格や口調なども設定できる・・・ある意味、PBMな感覚)をダウンロードし、キューブと呼ばれる四角い樹脂状の物体にUBSケーブルから入力し、お湯につけると、好みの女の子がつくれるという・・・そのあたりの設定や描写が非常に細かくて、思わず「好きだなおっさん」(作者は48歳の大学助教授)と言いたくなります(笑)。 ・・・そんな世界を、彼氏から自分がキューブガールだと告げられた女の子の視点から書かれています。 果たして自分はキューブガールなのか?この記憶も身体も作られたものなのか?それともただ単に、彼氏が自分に仕掛けた悪戯、嘘なのか? その葛藤がこのお話のメインですけどね。 とにかく姉飼に関しては、非常に読む者の好き嫌いが激しいと思いますので、オススメはしませんが、独特な世界を見てみたい方は手にとって見てもいいのでしょうか。
by mugenkannote
| 2004-12-27 09:46
| 読書
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